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V8エンジンならF1から撤退していたとメルセデス

2014年04月09日(水)20:23 pm

メルセデスは、F1が従来のV8エンジンのままだった場合、おそらく撤退していたという。

F1は今年からV6ターボエンジンを採用している。これまで、このルールの導入を最も強く求めていたのはルノーだと見られていた。しかし、メルセデスもF1が未来に向けて踏み出すことを熱心に求めていたと、メルセデスの親会社であるダイムラーの役員トーマス・ウェーバー博士が9日(水)に明らかにした。

市販車市場で「小型化」と燃費性能がトレンドになっている今、以前のV8エンジンのままでいることは「説明が難しい」状況になっていたというウェーバーの話を『BBC』が伝えている。

ルール変更がなかったらF1から撤退していたかと聞かれたウェーバーは、「そう思うね。我々は激しい議論を行った」と答えている。

新ルール導入によって、F1が市販車市場と関連があり、投資する価値があることを、意思決定を行う役員会に対して「明確に説得」しやすくなった、とウェーバーは説明する。

ウェーバーは、今のルールは複雑すぎるという批判について「ばかばかしい」と話し、静かなエンジン音こそ未来の音なのだと主張している。

「もちろん、(音量アップが)もう少し可能であれば検討することはできる」とウェーバー。

「だがその間にも、市販車はすべて、ターボや小型化の方向に進んでいる。従って、今ではポルシェでさえ似たような音だ。みな分かってくる。簡単なことだ」

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