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V6エンジンの「音量増大化」を進めるF1

2014年04月07日(月)20:39 pm

F1は、今年から導入された新V6ターボエンジンの音をもっと大きくする計画を推進していくようだ。

イギリスのテレビ局『Sky(スカイ)』が行ったインタビューの中で、元F1ドライバーのマーティン・ブランドルはF1最高責任者のバーニー・エクレストンに向かって、もし音を変えようとすれば間違いなくエンジンそのものを「再設計」する必要がでてくるだろうと語った。

だが、エクレストンはこれに対して次のような反論を行った。

「音はどこから出ているんだい?」

「すべての空気は、最終的には我々が排気管と呼ぶところから出てくるんだ。だからたぶん、音をもっと大きくするためにはそこに何らかの工夫を加えることができるんじゃないかな」

一方、マクラーレンの最高権威であるロン・デニスは6日(日)に、4年連続のF1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が2014年のエンジン音を「くそ」呼ばわりしたことに対し、「ばちあたり」だと非難した。

だがデニスは、だからといって必ずしもF1チームたちがエンジン音を変えることに反対だという意味ではない、と付け加えた。

デニスは、バーレーンGPのグリッド上で今季導入された近代的な新ルールを支持しながら、ブランドルに対して次のように切り返した。

「クルマは少し音が小さくなっただけなんだから、たいしたことじゃないよ」

「我々はそれ(音)を簡単に修正できる。だが、我々がよく考えなくてはならないことは、今後の世代にとってよいことは何なのかということなんだ」とデニスは付け加えた。

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の会長であるジャン・トッドが、エンジン音の「修復」が近いうちに始められる予定であることを6日(日)に明らかにした。

『Telegraph(テレグラフ)』のダニエル・ジョンソン記者は、「ターボの音を改善する方法を探るため」のワーキング・グループが結成されることになるだろうと報じ、次のように付け加えた。

「トッドは、記者たちに対し、静かなエンジン音を改善するための解決策が、来月のF1スペインGP(5月11日決勝)後にテストされることになるだろうと語った」

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