ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)が激しい減量で入院していたことを明かした。
F1がV6ターボエンジンに変わった2014年、エンジン重量が増した分、ドライバーは厳しい減量を強いられている。23歳のベルニュは、新シーズンに備えて冬の間に数kgの減量を行ったという。
「チームメートとの体重差が原因で、(1周あたり)0.4秒損していた」とベルニュはフランスのメディアに語った。
「この冬は減量をしたけれど、体がこれ以上受け入れられないという限界はある」
「実は、オーストラリアGP(開幕戦)とマレーシアGP(第2戦)の間に入院していたんだ。水分不足とかちょっとした運とかいろいろあって。すごく弱っていた」
車両とドライバー合計の最低重量は、昨年より引き上げられて692kgになっているが、依然として低すぎるとベルニュは話す。
「はっきりいって、(今の状況は)バカみたいだ」とベルニュ。
「F1マシンを運転するのはすごく難しいこと。あらゆる能力が必要なんだ。減量を強いられるのはいいことじゃない」
ベルニュによると、今年に入ってからドライバーの間でもこの問題が話し合われてきたという。「でも、解決策にはたどりついていない」
「軽いドライバーは、その有利さを失いたくないんだ」とベルニュは話している。