レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるF1第3戦バーレーンGP(4月6日決勝)に向けて意気込みを語った。
セバスチャン・ベッテル
「冬のシーズン前テストのときは、ここであまり走ることができなかったし、もちろん決勝日まではかなりのことに取り組まないとならない。でも、ここではこれまで何年もレースをやってきているし、しかも、今年はナイトレースとして行われることになる。昼間の走行と夜の走行ではかなり大きな違いがあるだろうと思っている。だから、アブダビでのレースのような感じになるかもしれないね」
「僕たちはクルマの改善を続けているけれど、もっといろいろ学んで、理解をしなくてはならないことがまだ残されている。マレーシア(第2戦)からは数日の間隔しかないけれど、その間にもソフトウエアのプログラミングについて詳しく調べているよ。ここでは違うプログラムを使うことになると思う」
「このサーキットはかなり難しいんだ。ストレートが多いから、マレーシアと比べれば決勝ではかなり燃料をセーブする必要が出てくる。すでにテストやこれまでの2レースでも明らかなようにメルセデスAMGが最強のパッケージを持っている。彼らはストレートでは僕たちよりもかなり速い。だから、彼らについていくのは難しいだろうね。でも、これまでの2レースでは、僕たちのクルマが可能性を秘めているということも分かったし、それは非常に前向きなことだよ。だから、現時点でのクルマの能力をどれほど引き出せるかは僕たち次第だね」
「まだ今年のクルマは開発の初期段階にある。そして、2か月前のことを思えば、すでに僕たちはクルマをかなり改善することができている。シーズンが終わるのはまだずっと先のことだからね。現時点では僕たちは大きな進歩を遂げられていると思う。そして今後も同じように大きく進歩し続けていかないとならない。そして、その進歩の度合いがほかのライバルチームたちよりも大きいことを期待しているよ」
「これまでのスピード計測地点での数値を見れば、僕たちも、ほかのチームたちもメルセデスAMGよりは遅い。これは、彼らがすごくいい仕事をしたんだと言えるし、今のポジションにいることがふさわしいものだよ。ルノーもエンジンをもっと力強くしようと懸命に頑張ってくれているのは確かだ。僕たちは、これからのレースでしっかりと完走できるようにしなくてはならないよ。現時点ではまだ1台が完走できただけだからね」
「1年の中でも最も暑いマレーシアでも大きな問題は抱えなかったから、ここでも温度管理の問題は起こらないと思う。それに、午後には涼しくなってくるし、日没後はなおのことだ。だから、問題ないはずだよ」