最近ミハエル・シューマッハの友人が、こん睡状態のシューマッハを自宅に連れ帰る準備をしていると語ったことが報じられた。やはりシューマッハと交友のある神経外科医のジェラール・サイヤンが、この件に関してコメントすることを拒否した。
シューマッハは、昨年末にフランスのリゾートで起きたスキー事故により、その後3か月以上にわたってこん睡状態が続いている。そして最近、医師からシューマッハが今後こん睡から覚める可能性はほとんどないだろうと告げられたシューマッハの妻コリーナがスイスの自宅に特別な病室を設ける準備をしており、それが整った時点でシューマッハは病院を離れ、自宅に戻ることになると報じられていた。
シューマッハの親しい友人であり、パリの有名な神経外科医でもあるサイヤンは、当初フランスのグルノーブルにおいてシューマッハの初期治療にも加わっていた。そのサイヤンはフランスのテレビチャンネルである『BFMTV』に対して次のように語った。
「うわさをしている人たちは(正確な状況を)知らないのだと思う。そして、知っている人は話したりしていない」
「だから、私も話すつもりはない」、とサイヤンは付け加えた。