NEXT...F1開催スケジュール

F1エンジン音を批判するF1ボスは大きな子供?

2014年03月31日(月)8:45 am

F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが、F1マレーシアGPが開催された先週末のマレーシアにおいてF1の音量をあげるべく動き回っていた。

今年導入された新V6ターボエンジンの音が小さくなったことで、F1がレース主催者や、スポンサー、そしてファンからも愛想を尽かされるのではないかとの懸念が表に出てきたことを受け、エクレストンは必死にそのエンジン音を大きくするための方策を見いだそうと懸命に動いている。

83歳のエクレストンは、29日(土)の夜に『BBC』に対して次のように語った。

「方法はあると思っている」

「みんなそのために頑張っているし、それを達成できると思っているよ」

だが、F1が導入した新しい「パワーユニット」に関する泣き言を言うのは好ましいことではないと考えている者もいる。

最年少で4年連続F1チャンピオンとなったセバスチャン・ベッテルが、そのエンジン音について放送禁止用語を用いて「最悪」だと評したことを受け、マクラーレンのジェンソン・バトンは、そう言うのなら「どこかほかのところでレースをするべきだ」と応酬していた。

2009年のF1チャンピオンであるバトンは、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に対して次のように語った。

「僕は直接的にセバスチャンを非難したわけじゃないよ。一般論としての話だ」

「自分たちが自分たちのことを非難するのは、このスポーツやスポンサーにとってはいいことではないと思うよ」

「もちろん、僕たちはファンの声には耳を傾けるべきだ。でも、いずれにしても現時点では音を変えることはできない。だから、僕たちがF1のことを悪く言っても意味がないんだ」

メルセデスAMGのニコ・ロズベルグも、イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』に対し、そういう文句を言っている人は「子供」みたいだと語り、次のように続けている。

「彼らは、F1も時代に即応しなくてはならないといことが理解できていないのかな?」

「僕たちは新たな市場、新たな経済に向かって行こうとしているんだ。それに、クリーンエネルギー問題に関して僕たちが認識を深めるのは正しいことだよ。僕たちにだってドライバーとしてそうする責任があるんだ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック