NEXT...F1開催スケジュール

フォーミュラEがF1ニュージャージーGPを横取り?

2014年03月30日(日)3:24 am

FIA(国際自動車連盟)統括のもと、今年9月から完全電動フォーミュラカーによるフォーミュラE選手権がスタートする予定となっている、このフォーミュラEシリーズが、これまでF1が開催を目指して活動を続けてきたニューヨーク市街地コースでのレース開催権獲得を目指していることが明らかとなった。

フォーミュラEシリーズの主催責任者であるアレハンドロ・アガグが『Forbes(フォーブス)』に語ったところによれば、すでにニューヨーク市当局との交渉が進められているという。

F1はかねてよりマンハッタンの街並みを背景として市街地レースの開催を計画してきている。だが、その実現は繰り返し延期されてきている。その主な原因は資金不足によるものだと報じられていた。

アガグは、F1ビジネス記者のクリスチャン・シルトに次のように述べた。

「我々はニューヨークに働きかけてはいるよ。だが、今のところはF1がどうなるのか、その結果を待っているような状況だね」

シルトによれば、フォーミュラEのほうが有利な条件があるという。F1は主催者に対して1レースにつき最大2700万ドル(約28億円)の開催権料の支払いを求めるが、新たな電気自動車レースは、市に対して無料で開催すると申し出ているとのことだ。

シルトは次のように語った。

「アガグ氏は、開催権料の支払いを求めていない。その代わり、市に対して求めているのは、そのレースを重要なものと位置付け、準備や、地元のスポンサーへの働きかけといった支援をして欲しいということだ」

アガグも、ニュージャージーのF1レース主催者であるレオ・ヒンデリーを口説き落とそうとしていることを認めている。

「ニューヨークでの開催収入はかなりの額になるだろう。だからヒンデリーはそれに投資すべきだし、そうすれば十分に回収できるはずだよ」、とアガグは語った。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック