NEXT...F1開催スケジュール

ステファンGPオーナー、F1参入申請取り下げの理由を語る

2014年03月27日(木)17:00 pm

セルビアに拠点を置くステファンGPのオーナーであるゾラン・ステファノビッチが、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が2015年からの新規参入チームを募集した際に応募書類を提出していたものの、その後申請を取り下げたのはエンジンメーカーとの合意に至ることができなかったためだったことを認めた。

ステファノビッチはかつて、撤退したトヨタの施設を引き継ぐ形で2010年にF1参入を目指したものの失敗に終わったという経験を有している。そして、今回はアメリカのNASCARチームオーナーであるジーン・ハースや、かつてフォース・インディアやHRTでチーム代表を務めていたコリン・コレスらと並んで、再び2015年からのF1への参入を目指していた。

FIAでは、2015年から12番目のチームとしてF1参入を果たすチームの決定を遅らせている。だが、ステファノビッチは、すでにその候補からははずれているという報道を認めた。

ステファノビッチがイタリアの『Omnicorse(オムニコルセ)』に語ったところによれば、一番大きな問題は、メルセデス、フェラーリ、そしてルノーという各エンジンメーカーとの間でエンジン供給に関する合意を得られなかったことだという。

「我々としては、誰もが同じ土俵でゲームをすべきだと思っている。だが、我々は現在F1にエンジンを供給しているあるメーカーと供給契約を結ぶことができなかったんだ。我々は全メーカーと長い時間をかけて交渉を行っていたんだがね」

そう語ったステファノビッチは、さらに次のように続けた。

「我々はパワーユニット供給合意に至ることができなかったことにより、参入資格を満たせないことになってしまった。そのため選考過程の半ばであきらめるしかなかったんだ」

「あまり公平な扱いは受けられなかったよ」、と不満を口にしたステファノビッチだったが、「だが、我々にはこれからもF1参入のチャンスはある」と付け加えた。

事実、最近ステファノビッチがマルシャと交渉を続けているといううわさが流れた。

それは事実かという質問を受けたステファノビッチは、次のように答えた。

「私は多くのチームと何年にもわたって話をしてきているよ。それは誰もが知っている事実だ」

「この時点では、現在行っている交渉についてその詳細を語る必要はないと思っているがね」、とステファノビッチは結んだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック