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F1デビューを目指す女性ドライバーの前途は多難

2014年03月26日(水)21:28 pm

スイス人女性ドライバーのシモーナ・デ・シルベストロは、ザウバーから2015年にF1デビューを飾るチャンスがあると見込んでいる。

ザウバーは今年2月、昨年までアメリカのインディカー・シリーズに参戦していた25歳の女性ドライバー、デ・シルベストロを「提携ドライバー」として迎え入れた。

ザウバーがそのときに出した声明によれば、デ・シルベストロは「スーパーライセンスを取得し、2015年にF1デビューを果たす」ことを目標として、「サーキットでのテスト、シミュレーター訓練に加え、精神的および身体的な準備プログラム」に携わることになると記されていた。

地元スイスの『Blick(ブリック)』紙によれば、スイスのツィーン市出身のデ・シルベストロは、4月末にF1カーでの初テストを行う予定になっているという。

2010年から2013年までの4年間をインディカーで過ごし、デビューイヤーの2010年にはインディ500でルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得したことがあるデ・シルベストロは、今週次のように語った。

「F1はずっと私の夢でした」

その夢が現実のものとなる可能性について尋ねられたデ・シルベストロは、次のように続けた。

「すべてをうまくやれば、いつかはそこにたどり着くいいチャンスがあると思います」

だが、現時点ではF1の中団グループに位置するザウバーにあって、デ・シルベストロはF1昇格を狙うドライバー候補の3番手に位置付けられると考えるべきだろう。彼女の前には、潤沢なスポンサー資金を持つギド・ヴァン・デル・ガルデ(元ケータハム)と、ロシア企業団によるザウバー救済計画の中心的存在であるセルゲイ・シロトキンがいるからだ。

『Blick(ブリック)』のベテラン記者であるロジャー・ブノワは、次のように書いた。

「デ・シルベストロがF1にデビューできる可能性は1パーセントといったところだろう」

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