レッドブルのオーナーであり、世界的エナジー飲料メーカーのレッドブル社の総帥であるディートリッヒ・マテシッツが、レッドブルが2014年のタイトルを狙うために欠けているのは「最高水準の」エンジンだけだと語った。
マテシッツは25日(火)にオーストリアの『APA通信』に対し、トラブルを抱えているルノーエンジンに関する唯一の代替案は、自分たち自身でエンジンを製造することだろうと語った。
現在レッドブルが見舞われているトラブルは、そのすべてがルノーの新しいV6ターボエンジンによる「パワーユニット」に関連するものかと尋ねられたマテシッツは「そうだ」と答え、次のように続けた。
「我々のクルマは今年も最高レベルのものだと思っている。だが、それを証明するためにはハードウエア的にもソフトウエア的にも完ぺきなパワーユニットが必要なんだ」
レッドブルは昨年まで4年連続でドライバーとチーム別の両タイトルを獲得してきている。だが、その間においてさえ、レッドブルとエンジンサプライヤーであるルノーとの関係にはしばしば緊張が走っていた。
そして、深刻な問題を抱えている今、『APA通信』に、レッドブルではルノー以外の代替案も考えているかと尋ねられたマテシッツは次のように答えた。
「恐らく、自分たちでエンジンを製造することだろうね」