ホンダは、外部給電機能を装備した燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」を、新たにさいたま市、神奈川県、大阪府に順次納車すると発表した。
この「FCXクラリティ」には、一般家庭のおよそ6日分の使用電力を供給できる最大出力9kWの外部給電機能が備えられており、災害などによる非常時の電力供給対応が可能となる。今後、各自治体での公用車としての用途に加え、非常時はもちろん、各種イベントなどでも外部給電機能を生かした運用が行われる。
こうした運用を通じ、外部給電機能を含めた燃料電池電気自動車の使い勝手や活用方法に関する各種データが各自治体からホンダにフィードバックされることになっている。ホンダでは、それらのデータをもとに、燃料電池電気自動車の活用方法を検証し、量産化と普及に向けた研究開発に生かしていく。