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マクラーレンも燃料流量問題にコメント

2014年03月20日(木)18:54 pm

マクラーレンが、現在展開されている燃料流量問題の論争に割って入った。

先週末開催された2014年のF1開幕戦オーストラリアGPでは、レッドブルのダニエル・リカルドが2位でゴールしたものの、燃料流量違反があったとして失格処分を受けた。

レッドブルはそれに対し、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)から支給された流量センサーが正確でなかったために、独自の計測により、今年から新たに導入された燃料消費のルールに合致する範囲内でレースを行ったものだと反論している。

だが、F1公式エンジンサプライヤーにおいてルノーのライバルであるメルセデスやフェラーリは、その処分についてFIAの判断を支持する立場をとっている。また、そのセンサーの開発会社であるジル・センサーズ社も、そのセンサーに関してはFIAからの全面的な支持を受けていると主張している。

元F1ドライバーのミカ・サロは、今回のリカルドの失格問題に対する論争は、単に2014年の燃料制限に関するものにはとどまらないだろうと考えている。

サロは、母国フィンランドの放送局『MTV3』に対し、「もっといろんなことが出てくるだろうと思っているよ」と語った。

サロは、レッドブルでは今回の失格に対して控訴手続きをとるだろうとし、「FIAがどう出るか様子を見よう。いろんなチームがこれに関して多くの不満を表明しているんだからね」と付け加えた。

そうした中、マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエもこの問題に触れ、以前からFIAのセンサーに問題があったことを認める発言を行っている。ブーリエは、『Italiaracing(イタリアレーシング)』に対して、次のように語った。

「FIAは、バーレーンにおいて、流量計測においては彼らが支給するセンサーの数値だけが参照されることを明確にしていた」

「我々は、非常に慎重にしなくてはならないことが分かっていたんだ」

「いくつかの問題があったことは本当だ。だが、結局のところ、レースでは(燃料流量に)一貫性があったということも事実だ。ほとんどすべてのチームがそうだっただろうし、週末全体を通じてもそうだったはずだ」

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