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フェラーリ、エンジン重量が大きな課題

2014年03月20日(木)11:16 am

2014年にフェラーリが抱える問題のひとつは、エンジンの重量と見られている。新しくV6ターボエンジンが導入された2014年から、最低重量が従来より引き上げられ、ドライバーと車両の合計で691kgとなった。ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、フェラーリエンジンは13kg重く、これにカスタマーチームのザウバーとマルシャも手を焼いているという。

フェラーリエンジンの重さは本家フェラーリにとっても意外だったとミハエル・シュミット記者は書いている。シーズン前には最低重量をさらに引き上げることも話し合われたが、フェラーリはこれに反対して、結局そのままとされた。

フェラーリのフェルナンド・アロンソは、2014年開幕戦オーストラリアGPで5番目にチェッカーを受けた。しかし、レース後ダニエル・リカルド(レッドブル)の失格で4位に上がったものの、優勝からはほど遠い結果となった。

「ベッテル(レッドブル)とハミルトン(メルセデスAMG)より12ポイント多い。それはいいことだ」とアロンソ。「でも、(優勝した)ロズベルグ(メルセデスAMG)に35秒離された」

「その点は立ち止まって考える必要があるね」とアロンソは語っている。

フェラーリのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンも「メルボルンでの自分たちの競争力は許容できるものではなかった」と認めている。

しかし、フェラーリエンジンの重量軽減は簡単にできることではないかもしれない。すでに2月末にエンジンの開発凍結期限を迎えており、今後変更が認められるのは、安全性、コスト低下、信頼性のいずれかの理由に限られるからだ。

FIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティングは、シーズン前からトラブル続きのルノーだけではなく、圧倒的有利とみられているメルセデスも含め、3つのエンジンメーカーすべてがFIAに変更の申請をしていることを明らかにした。

「最終的に決定するのは我々だ」とホワイティングは話している。

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