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メルセデスが燃料流量制限違反か

2014年03月17日(月)11:10 am

F1開幕戦オーストラリアGPの騒動こそが、ルカ・ディ・モンテゼモーロ(フェラーリ社長)が数日前に言っていた「策略」なのか。

ルール改定によって新たにできてしまったグレーゾーンによって、「燃料」、「ソフトウエア」、「燃費」のエリアで各チームが策略を計るであろうから準備をするように、とフェラーリ会長がFIA(国際自動車連盟)への公開状で警鐘を鳴らしていた件だ。

ドイツ紙『Auto Bild(アウト・ビルト)』は、メルセデスがオーストラリアGPで新しい燃料消費制限に抵触した疑いがあるとFIAが注目していると伝えている。

2014年の新ルールでは、レースで使用できる燃料に100kgの制限があるだけでなく、燃料流量にも1時間あたり100kgの制限があり、燃料流量センサーによって監視されている。

同紙は、メルセデスAMGがオーストラリアGPのフリー走行で燃料流量制限値を越えていたと主張している。

開幕前テストではフェラーリも同じ制限についてFIAから注意を受けていたと言われている。

しかしオーストラリアGPでは、FIAはメルセデスを罰せず、違反の計測ルールを緩和する事で対処した。これは開幕前テストでセンサーに問題があったことが明らかになったためだ。

メルセデスAMGのCEO、トト・ヴォルフはFIAの規制緩和におけるメルセデスの関与を否定している。

「我々は自発的に燃料流量を下げたんだ」とヴォルフは主張している。

オーストラリアGPで罰せられたのはレッドブル。FIAは、レース中にダニエル・リカルドのクルマが「継続的に」この流量制限を超過していたと発表。その後スチュワードが審議を行った結果、リカルドを失格にすることが決まった。

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