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メルセデスのエンジンは900馬力を発生するモンスター

2014年03月17日(月)11:05 am

群を抜いているメルセデスの新型V6ターボエンジンは、今まで考えられていたよりも多くの馬力を発生している可能性があるようだ。

F1開幕戦地メルボルンに遠征する前には、チーム非常勤会長のニキ・ラウダが1.6リッターエンジンについて「大体580馬力」だと発言している。

それに加えてエネルギー回生システム(ERS)が160馬力を追加すると言われているため、2014年型パワーユニットが発生する馬力の合計は740馬力だということになっていた。

しかし、ドイツ紙『Bild(ビルト)』は、メルセデスのパワーユニットは実際にモンスター級の900馬力をフルパワー時に発生していると報じている。

ルノーエンジンを使用しているレッドブルのヘルムート・マルコは、740馬力対900馬力の対比について聞かれると、「彼らが言っているよりもっとパワーがあるのは確実だろう」と答えた。

このマルコの発言は、15日(土)の予選でダニエル・リカルド(レッドブル)がメルセデスAMGの2台の間に割って入ったものの、世界チャンピオンのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)はトップ10にさえ入れなかった事を受けてのものだ。

「いくつか新しいソフトウエアを試したんだが、うまくいかなかったな」

「メルセデスの方はエンジンに全く問題がなくて、力が有り余っているようじゃないか。彼らはいいレースができるだろうね」とマルコはメルセデスAMGの状況をうらやんだ。

オーストラリアGP決勝は、マルコの予想どおりメルセデスAMGが勝利を飾った。2番手でチェッカーを受けたリカルドだったが、その後失格。繰り上げでマクラーレンのケビン・マグヌッセンが2位となり、3位はジェンソン・バトン(マクラーレン)で、メルセデスのパワーユニットを使用するチームが表彰台を独占するかたちとなった。

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