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FIAとエクレストン、強固な関係は継続

2014年03月14日(金)10:57 am

汚職スキャンダルで崖っぷちに立たされているバーニー・エクレストン。それでもジャン・トッドFIA(国際自動車連盟)会長はエクレストン支持の姿勢をとり続けている。

F1の権利を一部所有するノルウェー中央銀行インベストマネジメントのCEOイングヴェ・スリングスタッドは先日、ドイツで刑事裁判の被告人となったエクレストンの「停職」処分を主張した。

それでもトッドはイギリス『Telegraph(テレグラフ)』紙に、「現時点で彼(エクレストン)は無実だ」と語りこう付け加えた。

「彼の功績を考えてみたことは? 偉大なものだ。私はその点だけで十分だよ」

また今週、トッドはドイツ『Welt(ヴェルト)』紙にこんなことも話している。「彼なしでF1は、今日のように世界的なスポーツビジネスになり得なかっただろう」

「そんなF1もいつかは彼なしでやっていかなければならない。どこの誰であろうと例外はないのだ」

「今のところ、FIAとバーニー・エクレストンの関係に影響はない」

またトッドによると、現時点でF1を所有するCVCキャピタル・パートナーズにも意見の相違は見られないという。

イギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』にトッドは、次のように語っている。「もしCVCが彼を辞めさせたいなら、FIA会長である私にひと言あるはずだ。未だかつて彼らとそのような話に発展したことはない」

トッドとエクレストンで意見の相違があるとしたら、今年何から何まで一新したF1マシンだ。エクレストンは最近、信頼性に欠けるマシンの「ドタバタ劇」を批判。V6ターボが発するおとなしいエンジンノイズにも不満を表している。

ところがトッドは、それがどうしたといった面持ちだ。

トッドはドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌に「もし規則を変えなければ、いくつかのエンジンメーカーが撤退したかもしれない」と語る。

「メルセデスが残る保証など何もなかったし、ホンダだって参入したかどうか分からない」とトッドは付け加えた。

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