ロータスの前チーム代表兼マネジングディレクターであるエリック・ブーリエに代わる新しいチーム代表候補として、世界ラリー選手権(WRC)シトロエンの前チーム代表であるオリビエ・ケスネルと、マクラーレンの前チーム代表マーティン・ウィットマーシュの名前が挙がっていると報じられていた。
しかし、ロータスは14日(金)にアルゼンチン人であるフェデリコ・ガスタルディをチーム副代表に就任したことを発表した。
ブーリエ離脱後チーム代表となったジェラルド・ロペスが、現在もチームオーナー兼チーム代表にとどまる。
ガスタルディはこれまでロータスのビジネス面の開発業務を統括する責任者を務めており、今回の人事は内部昇進の形だが、レースキャリアはかつてのベネトン時代に始まった。
ベネトンは1986年から本格的にF1への参戦を開始したチームで、2001年を最後にベネトンの名はF1から消えた。
ロペスは次のように語った。
「フェデリコは我々が(ベネズエラの国営石油企業である)PDVSAと関係を築く上で力になってくれたし、フェデリコは今でも我々とベネズエラとの関係を結ぶ重要な人物だ」
「リーダーとして、フェデリコ以上にロータスの精神を体現できる人物はいない」