ミハエル・シューマッハの病状に関する憶測について、メルセデスAMGの非常勤会長ニキ・ラウダは「悲しく」、「腹が立つ」と話した。
7度F1チャンピオンに輝いたシューマッハは、2013年末にスキー中の転倒事故で頭部に深刻なけがを負って以降、依然としてこん睡状態が続いている。公式な情報が少ない中、病状に関する憶測は後を絶たない。
「残念ながら、今のところ新たなニュースはない」とラウダはオーストリアのテレビ局『ORF』に語った。
「だが、うわさはひんぱんに出てくる。状況が好転し始めたという良い知らせを毎日心待ちにしているのだから、憶測を聞いて悲しくなる」
「最近は、ミハエルが自分で呼吸しているという報道があった。そうだとすれば素晴らしいニュースだが、その後違っていることが分かった」
「こうした報道に腹が立つよ」とラウダは話している。「それでもやはり、誰もが良い知らせを待ち望んでいるのだ」
マネジャーのザビーネ・ケームが先日「小さいながらも、明るい兆候を見られることも時々ありますが、今は忍耐の時であることも認識しています」と発表している。