メルセデスAMGのニキ・ラウダ会長が、メルセデス製V6ターボエンジンの出力が約580馬力であることを明かした。
今年からF1は1.6リッターのV6ターボエンジンを採用。これに、運動エネルギーと熱エネルギーを回生するERS(エネルギー回生システム)が組み合わされる。
F1のエンジンメーカーが出力を明かすことは珍しいが、フェラーリやルノーといったライバルメーカーに比べ、燃費でも出力でも有利だとする意見について質問されると、ラウダは『Servus TV(セアヴスTV)』で次のように答えた。
「ガソリンエンジンのパワーは、約580馬力だ」
「それとは別に、電気システムがある」
この発言を聞いたレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは次のように笑っていた。
「興味深いデータだね」
「580馬力あれば、私なら満足だよ」
ERSによる出力は160馬力だと言われており、ラウダが語ったエンジンの出力を合わせると、メルセデスはパワーユニット全体で740馬力を発生していることになる。