アップルが、車内でiPhoneを快適・安全に使用できる「CarPlay」を発表した。
iOS7のアップデートとして提供されるCarPlayは、iPhone 5s、iPhone 5cそしてiPhone 5を含む、Lightningケーブル対応のiPhoneで使うことができる。ユーザーは自動車上のインターフェイスからCarPlayを簡単に操作できるほか、ハンドル上のボイスコントロールボタンを押し続けることで、運転から注意をそらすことなくSiriを起動可能だ。
iPhoneをCarPlayに対応した車に接続すると、連絡先にアクセスしたり、電話をかけたり、不在着信があった相手に返信したり、ボイスメールを聞いたりといったことがSiriの手助けで簡単にできる。メッセージや通知を受け取ると、Siriが音声による指示に反応してメッセージの内容を読み上げたり、ドライバーが口頭で話した(読み上げた)メッセージを書き起こして返事をしたり、電話をかけるといったアイズフリーの操作も可能になる。
さらに、マップと連動して連絡先やメール、テキストメッセージから推測した最近の立ち寄り先をもとに行き先を予測することにより、行き先の案内をより直感的にわかりやすくし、経路案内、道路状況そして予想到着時刻をお知らせする。またSiriに直接尋ねて、クルマの内蔵ディスプレイに表示されるマップとともに音声でもルート案内機能を使うことができる。
車に内蔵されたコントローラーやSiriに指示することで、ドライバーは自分が持っているすべての音楽、ポッドキャスト、オーディオブックそしてiTunes RadioSMにアクセスすることも可能。CarPlayはSpotifyやiHeartRadioなど特定のサードパーティーのオーディオアプリケーションもサポートしているため、好きなラジオサービスやスポーツ放送のアプリケーションを運転しながら聴くことができる。
フェラーリ、メルセデス・ベンツそしてボルボがCarPlay対応のモデルを今週発表するほか、ホンダ、三菱、日産、スバル、スズキ、トヨタ、BMWグループ、フォード、ゼネラルモーターズ、現代自動車、ジャガー・ランドローバー、起亜自動車、そしてPSA・プジョーシトロエンの各社が今後CarPlay対応車を発売する予定だ。
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