F1開幕戦オーストラリアGPを来週末に控え、ウィリアムズがダークホースになるとトップチームも警戒している。
開幕前のテストでは、メルセデスAMG、マクラーレン、ウィリアムズ、フォース・インディアといったメルセデス製パワーユニット搭載チームが順調な仕上がりを見せた。中でもウィリアムズの速さは際立っており、バーレーンで2回行われたテストの総合トップタイムもフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が記録したものだった。
ウィリアムズの速さはレッドブルも警戒しており、モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコが『Servus TV(セアヴスTV)』で次のように語っている。
「彼らはテストで問題に見舞われなかった。そして常に速かった。メルセデスAMGほどではないがね」
メルセデスAMGのニキ・ラウダ会長もウィリアムズに苦しめられる可能性があることを認め、こう話した。
「(ウィリアムズがメルセデスAMGに勝つことも)あり得る」
「カスタマーチームは、我々にとって非常に重要だ。もし彼らが我々に勝てるのなら、とてもいいモチベーションになり、非常に建設的な競争と言える」
メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフも「フォース・インディアとウィリアムズにもレース優勝できる速さがある」と警戒している。