新V6ターボユニットにトラブルを抱えるルノーは、28日(金)の開発“凍結”期限日の引き伸ばしを求めた。
メルセデス、フェラーリ、ルノーの3メーカー製、新エンジンの基本スペックがFIA(国際自動車連盟)によって実際に正式なホモロゲーションを受けるのは、3月1日(土)夜中0時だ。
だがドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、エンジン本体や周辺システムのトラブル解決にかかりきりのルノーは27日(木)、開発期限の延長をFIAに要請したと伝えている。
ミハエル・シュミット記者によると、レッドブルをはじめとする4チームにエンジンを供給するルノーは、技術トラブルを完全に取り除くために、あと「2、3カ月」欲しいとFIAに泣きついたようだ。
ルノーのリクエストは28日にロンドンで予定されるF1戦略グループの会合で討議されたとみられる。
「事態の重大性を理解させる」ために、どうやらルノーのカルロス・ゴーン社長はいち早くジャン・トッドFIA会長に会いに行ったようだ。