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F1オーストラリアGPの結果に異議申し立ての可能性

2014年02月24日(月)15:59 pm

2014年F1開幕戦オーストラリアGP(3月16日決勝)で、抗議行動が起こされるかもしれない。

約1ヶ月前、フェラーリ、メルセデス、ルノーの3メーカーがもめているとの情報が報じられた。物議をかもしているのは、フェラーリのV6ターボエンジンを覆うカバーだ。メルセデスおよびルノーの同じ部品に比べて3kg軽いのだという。

メルセデスとルノーが問題にしているのはカバーの耐衝撃性で、ターボの故障といった状況を念頭に置いて、安全面からカバーをもっと頑丈にすべしと言っているのだ。だがフェラーリの説明では、FIA(国際自動車連盟)からは承認を得ているのだという。

ちょっとでもトラブルの兆候が現れればターボの機能が遮断される設定のため、重いカバーの必要性は薄いというのだ。

「それでFIAが納得しているのが、メルセデスとルノーには面白くないのだ」と、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のミハエル・シュミット記者は報じた。

「フェラーリがより強固なカバーを作るか、オーストラリアGP(のレース結果)次第で異議が申し立てられるか、そのどちらかだ」

メルセデスとルノーでは、もうひとつの選択肢も検討している。フェラーリの手法をまねて自らも3kg軽くしたカバーを製造、車重を落とすことだ。

「だが、それでは2月28日の登録期限に間に合わない」とシュミット記者は指摘する。

「現在、F1合同テスト中のバーレーンでは、フェラーリが安全策をとってターボのハウジングをより強固にするとうわさされている」とシュミット記者はバーレーンから伝えていた。

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