開幕前の合同テストで好調なメルセデスAMG。同チームのニキ・ラウダ会長は、2年以内にタイトルを獲得することが目標だと語っている。
4年連続王者レッドブルにトラブルが頻発する一方で、前回のヘレステストで順調に周回を重ねていたのはメルセデスAMGだった。ラウダは『Osterreich(エステルライヒ)』紙へ次のように述べた。
「最初の5戦か6戦においては信頼性がキーワードになる」
「最高の準備を整えてきた者が、先頭を走ることになるだろう」
「ヘレスはエンジンのテストだった。これから本当の準備が始まるんだ」
だがラウダは、19日(水)から4日間の日程で行われる1回目のバーレーンテストを終えても、まだチームの力関係ははっきりと見えてこないだろう、と次のように続けた。
「(バーレーンでの)2週目のテスト後には、少しだけ見えてくるだろう。それまでは(それを判断するのは)難しいだけじゃなく、意味のないことだ」
それゆえラウダは、最初のヘレステストの結果だけを見てレッドブルをみくびるのは間違いだ、と次のように語った。
「テストは問題を発見するためにやるものだ」
だがラウダは、メルセデスAMGがよいスタートを切れ、タイトル獲得という最終的な目標に向けて狙いを定めていると、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』に対し次のように語った。
「我々は、できる限り早くF1チャンピオンになりたいと思っている」
「今年そうできるのか、できないのか、それはまだ分からないけれどね。私の個人的な目標は今後2年のうちに達成することだ」
「難しい目標だが、達成しなくてはならないんだ」