昨年までレッドブルに4年連続でF1タイトルをさらわれていたライバルチームたちが、新たなF1時代の幕開けとなる2014年には「また勝利を争えるようになる」と期待している。
レッドブルとセバスチャン・ベッテルのF1連覇は2010年から始まったが、フェラーリはその前の2年間もタイトルを手にすることができずに終わっていた。2008年にはマクラーレンのルイス・ハミルトン(現メルセデスAMG)が、そして2009年には、ブラウンGP(現メルセデスAMG)のジェンソン・バトン(現マクラーレン)がタイトルを手にしている。
だが、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、イタリアの『Tuttosport(トゥットスポルト)』に対し、再びフェラーリがF1を席巻する時代がやってくると次のように語った。
「我々はかつて5年連続でタイトルを取った。彼ら(レッドブル)は4年連続でそれを行った。そして今、また我々が勝利を重ねるようにしなくてはならないと私は考えている」
「彼らが成し得たことに最大の敬意と称賛の念を抱いている。そして今日では、我々全員が再び戦える位置に戻った」
また、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、フェラーリの2014年型車F14-Tが1月末のヘレステストにおいて堅実なスタートを切れたものの、今後に向けてもっと勢いをつけていく必要があるとしている。
ドメニカリは、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』へ次のように語った。
「さまざまな変更が行われているから、完ぺきなクルマでシーズンをスタートすることは不可能だ」
「我々には、この先まだまだやるべきことが多い」