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ボッタス、今季のウィリアムズは雰囲気が全く違う

2014年02月19日(水)18:47 pm

名門ウィリアムズで2年目のF1シーズンを迎えるフィンランド人ドライバーのバルテリ・ボッタスが、昨年の同じ時期と比べると今年のウィリアムズは雰囲気が「全く違う」と語った。

かつて何度もF1タイトルを獲得したことのある名門ウィリアムズだが、2013年はチーム別ランキングで11チーム中9位にまで滑り落ちてしまった。ウィリアムズは2014年に向けて立て直しを図るために破格の資金を投入。今季はパット・シモンズをチーフテクニカルオフィサーに置くとともに、元フェラーリドライバーのフェリペ・マッサを獲得。さらに、エンジンをメルセデスに変更し、イタリアの酒造メーカーであるマルティーニをスポンサーに迎えようとしている。

内部関係者は、1月にヘレスで行われた今季最初のシーズン前テストにおいてウィリアムズの2014年型車であるFW36が信頼性と競争力を有していることを示したと考えており、ボッタスも今週19日(水)からバーレーンで行われる2回目のテストに向けて、チームが高い士気を持って臨もうとしていると感じているようだ。

ボッタスは母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙に次のように語った。

「チームの情熱がこんなに上がっているのを見るのはいい気分だよ」

「今の感じと1年前の感じを比べれば、全く別世界みたいだよ」

「今は士気もすごく高い。大きな部門ではすべて新しいメンバーが仕事に当たっているしね」

「彼らはみんないろんなトップチームからやってきている。レッドブル、ロータス、そしてメルセデスAMGなどからね。だから僕たちの経験値も高くなっているんだ」

「パット・シモンズが来てからいろんなことがよくなったよ。彼はいい基盤の上に物事を組み立てるんだ。それによってできる限り早くクルマのパフォーマンスという形で現れることを期待しているよ」

ボッタスはさらに、今年からメルセデスエンジンに移行したことに満足しているようだ。昨年までエンジン供給を受けていたロータスでは、1月のテストで大きな問題を抱えることになっていた。

「ヘレステストで見たことからすれば、僕たちがメルセデスを選択したことに満足しているよ」とボッタスは付け加えた。

だが、新たに導入された複雑な「パワーユニット」技術や、厳しい燃料制限などにより、今年は実際のドライビングの価値を損ねてしまうのではないかとの危ぐもある。

トロロッソのエンジニアであるセビ・プホラールは、スペインの『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』に次のように述べた。

「今年は最速のドライバーが勝つということではない。これからは、最も効率的なやり方で一番速く走ったものが勝者になるだろうね」

ボッタスも、そうした技術的側面が2014年にはさらに大きな役割を果たすであろうことは認めつつも、「それでも、ドライビングの技術が一番重要だよ」と締めくくっている。

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