フェラーリの会長であるルカ・ディ・モンテゼモーロが、18日(火)にモデナで行われた「エンツォ・フェラーリ博物館」のオープニング・セレモニーにおいて、昨年12月末のスキー事故以来、フランスのグルノーブル病院でこん睡状態となっているかつてのフェラーリドライバー、ミハエル・シューマッハにエールを贈った。
式典のハイライトとなるエンツォ・フェラーリの人生を描いたフィルムが上映された後、モンテゼモーロは感情を高ぶらせながら、次のように語った。
「頑張れ、ミハエル。かつて何度もそうしてきたように、今回も全力を尽くしてくれ」
7度F1チャンピオンに輝いたシューマッハだが、そのうちの5回は2000年から2004年にかけてフェラーリ時代に連続で達成しており、勝利数においても歴代のフェラーリドライバー中最多を誇っている。
「我々にとってミハエルは、フェラーリの戦績に関して最も多くの勝利を与えてくれたドライバーだ。フェラーリのために11年間にわたって常に全力を尽くしてくれた。当時も、そして今でも彼は素晴らしい友人だ」とモンテゼモーロは付け加えた。