ロズベルグ「今年は多くのレースで勝てる」
ニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）が、2014年には「多くの」レースで勝利できるだろうと珍しく大胆な発言を行った。
F1最高責任者であるバーニー・エクレストンは最近、1月末に行われたヘレスでのテスト結果を受け、メルセデスAMGがシーズン序盤をリードしそうだと発言するとともに、ロズベルグを2014年シーズンのF1チャンピオン候補にあげていた。
これに関し、17日（月）にスポンサーイベントに参加していたロズベルグは、『Berliner Kurier（ベルリナー・クリエ）』紙に対して次のように語った。
「うれしいコメントをもらったね」
「僕たちは、今シーズンたくさんのレースで勝てるだろうという、いい雰囲気になっているよ」
ロズベルグやメルセデスAMGが普段から慎重であることを考えれば、この強気な発言は少しばかり驚きでもある。だが、メルセデスAMGにはそうした自信を持てるだけの理由があるようだ。ロズベルグは次のように続けた。
「最初のテストは本当にうまく運んだ。僕たちはうまくやれている。新車は最初からすごく信頼性があったよ。でも、ライバルたちと比べてどうなのかはまだ分からないけれどね」
「残念ながら、タイトルのことについて語るにはまだちょっと早すぎるよ。でも、（ヘレスでの）信頼性に関しては、チームが素晴らしい能力を発揮してみせた」
「学ぶべきことがたくさんある中、僕は何周も重ねることができた。ほかのチームがあまり走ることができていなかっただけに、いい気分だよ」
もちろん、特にロズベルグが意識しているのは、4年連続でチャンピオンとなったセバスチャン・ベッテルを擁するレッドブルであることは間違いないだろう。
「彼らがあまり走れなかったのを見たことがうれしいわけじゃない。もし僕たちが勝てる位置にいるならうれしいけどね」
「でも、レッドブルとルノーが、新しいパワートレインに問題を抱えているのは明らかだ」
「僕たちのほうが宿題をうまくこなせたね。でも重要なことは、メルボルン（開幕戦F1オーストラリアGP／3月16日決勝）で、グリッドのどこにいるかってことだ。ぜひとも、セバスチャンと戦うことができる位置にいたいね」
