1回目のF1開幕前テストで100kmも走れなかったレッドブルだが、ライバルであるフェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、レッドブルがすぐに問題を解決すると予想している。
ルノー製パワーユニットを搭載するチーム、特にレッドブルはヘレスで行われたテストでまともに走行できず、順調に周回を重ねていたメルセデス陣営やフェラーリ陣営から大きく遅れてしまった。しかし、ドメニカリは『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』へ次のように語り、警戒を緩めていない。
「問題の根源が明らかになれば、レッドブルは失った走行距離をすぐに取り戻すことができる」
「2週間あれば、彼らはすべての問題を解決できるだろう」
「あれほど強力なライバルを侮ることはできない」
もし今年もタイトルを逃せば、6年連続で王座を奪われることになる。ドメニカリもそれは「悲劇」だと認めつつ、次のように加えた。
「我々は正しい方向性でスタートを切ることができた。悪い意味での驚きはなかったよ」
「我々のプロジェクトが手堅いものだという兆候は見え、望みを与えてもらった。だが、勢力図が見えてくるのはバーレーンテスト後になる」