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ウェバー、リカルドの善戦を予想

2014年02月12日(水)13:16 pm

自国オーストラリアの若手ダニエル・リカルドにレッドブルのシートを譲り、スポーツカーレースに新たな活躍の場を求めたマーク・ウェバー。不動のチャンピオン、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)を相手にリカルドはどのような戦いを挑むか注目されるが、ウェバーは良い戦いをリカルドに期待している。

ウェバーとベッテル時代の末期、ドライバーとして全盛のベッテルは圧倒的なスタイルで4年連続のF1ドライバーズ選手権を制する一方で、ウェバーとの関係は完全に冷えきっていた。

2013年の予選でウェバーがベッテルのタイムを上回ったのはわずか2戦。そうした状況を打破するためウェバーは、スポーツカーの名門ポルシェ・ワークスに移籍し、ル・マン24時間レースを含む世界耐久選手権(WEC)に挑戦する。そんなウェバーだが、リカルドは正々堂々とした戦いを繰り広げると考えている。

「きっと彼はがんばってくれるよ」と、イギリス『Motorsport(モータースポーツ)』に語るウェバー。

「セブ(ベッテル)を予選できりきり舞いさせると思う。初年度の予選は対戦成績タイになるんじゃないだろうか」

ウェバーによると、旧規則でベッテルが持っていた強みは低速コーナーを得意としていたことだという。それだってエイドリアン・ニューイが開発した通称“ブロウン・ディフューザー”があればこそだったのだ。

「去年だって僕は何回かセブの前を走ったよ。それに排気を空力に利用する去年までのフロア構造はもう存在しない」とウェバーは語りこう締めくくった。

「ダニエルは問題ないと思うね。レッドブルのシステムに乗ってキャリアの階段を上ってきたことは絶対に彼のプラスとなるだろう。ただ、私が経験したスタートの問題が起こらなければいいなと切に願うよ!」

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