ロータスのチームオーナーであるジェラルド・ロペスが、ロータスでは依然として財政問題に苦しめられているのではないかとの見方を一蹴した。
2013年、財政的苦境に立たされたロータスでは、報酬未払いのままキミ・ライコネンがチームを去るとともに、クァンタムと呼ばれる投資家集団による出資交渉も行き詰まったことが知られている。
だが、ロペスは、ロータスが1月末にヘレスで行われた今シーズン最初の公式F1テストを欠場したのは、資金不足によるものではなかったとフランスの『Infosport Plus(アンフォスポール・プリュス)』に次のように語った。
「我々は、何らかの(技術的)トラブルがあるかもしれないと言ったが、実際にその通りになった」
ロペスは、ヘレスのテストで4年連続チャンピオンチームであるレッドブルに起こったルノーエンジンのトラブルに言及しながらそう語ると、さらに次のように続けた。
「いろんなことを言われたのは知っている。人々は我々の予算が不足していると言ったが、それは間違いだ。1週間後に(ヘレスに)行くにも同じコストがかかるんだからね」
ヘレスでの公式テストでは、ルノーエンジンを搭載するチーム、とりわけレッドブルは大きなトラブルを抱えてしまっていたが、ロータスでは2014年型車であるE22を8日(土)に同じヘレスで無事に初走行させていた。
「多分、我々の方がうまく準備できているのかもしれない。おそらく、テスト参加を見合わせ、ファクトリーでの作業に専念するという我々の戦略のほうがより良いものだったのかもしれない」
そう語ったロペスは、次のように結んだ。
「バーレーンでは様子が見えるだろう。ほかのチームについて話をするつもりはないし、少なくともよそが我々に対して言及するのと同じように言うつもりはないね」