ホンダが10日(月)、新型の「フィット・ハイブリッド」と「ヴェゼル・ハイブリッド」のリコールを行うと発表。対象台数は合計で8万1,353台となる。
ホンダは、7速DCT型自動変速機の制御プログラムに不具合があるため、発進のもたつきや走行ができなくなるおそれがあるとして、昨年の10月と12月にもリコールを実施。それぞれ原因はことなるものの、これが3回目のリコールになる。
今回は変速機内の1速ギアがかみ合わないため、発進不良や坂道でのずり下がり、加速不良などが発生する場合があるためのリコール。まずは自動変速機の変速履歴を確認し、ギアかみ合いの不具合が記録されている場合は内部部品に損傷のおそれがあるため、自動変速機の部品交換と制御プログラム(2月21日供給開始)の変更を行う。
変速履歴にギアかみ合い不具合の記録がない車両は、21日以降に制御プログラムを変更。埼玉製作所寄居工場と鈴鹿製作所で生産している対象車は、対策プログラムへの変更が完了するまで出荷停止。販売店にある対象車についても、対策プログラムへの変更が完了するまで、納車を停止する。
なお、今回のリコール範囲には1回目と2回目のリコール対象車も含まれている。