今季F1はルールが大きく変わったことから、先週に行われたヘレステストでは多くのチームがトラブルに苦しめられた。その中でもルノー製のパワーユニットを搭載する各チームが特に苦戦。その一方でメルセデス製パワーユニットを搭載する各チームは順調にテストをこなした。ここで、ヘレステストをデータで振り返ってみよう。
■ドライバー別トップタイム
ドライバー別のトップタイムは、マクラーレンのルーキーであるケビン・マグヌッセン。やはりメルセデス製パワーユニット搭載チームがトップにきた。
K.マグヌッセン/マクラーレン/1:23.276/162周
【ドライバー比較】F1へレステスト2014 タイム&周回数
■チーム別走行距離
チーム別の走行距離でトップに立ったのは、レースシミュレーションも成功させたメルセデスAMG。ここでもやはりメルセデス陣営がトップだ。
メルセデスAMG/1368km/309周
【チーム比較】F1へレステスト2014 走行距離&周回数&タイム
■パワーユニット別走行距離
パワーユニット別の走行距離でも、メルセデスがトップに。メルセデス製パワーユニットを搭載するチームが4チーム、フェラーリ製とルノー製は3チームだったこともあるが、メルセデスAMGだけでも300周以上を走り、初期テストが順調であることをアピールしていた。
メルセデス/3874km/875周
【パワーユニット比較】F1へレステスト2014 走行距離&周回数&タイム
こうして見ると、ドライバー別、チーム別、パワーユニット別すべてでメルセデス陣営がトップに立っており、メルセデス製パワーユニットを搭載するチームが一歩リードしていることが分かる。19日(水)から始まるバーレーンテストまでに、ライバル勢がどこまで巻き返せるのか目が離せない。