2015年以降のメルボルンでのF1オーストラリアGP開催について、新しい情報はない、とレース主催者側が認めている。
オーストラリアGP主催団体の会長であるロン・ウォーカーは、州政府を資金源とするグランプリ主催団体はいまもF1運営側と交渉を続けていると明かした。
「自信はある。可能な限りのね」とウォーカーは地元紙『Age(エイジ)』に語っている。
ビクトリア州政府はF1ボスのバーニー・エクレストンに対して年次開催費用の減額を迫っていると言われる。エクレストンが複数のグランプリに開催費用の減額を認めているためか、ウォーカーは開催費用の問題は「深刻ではない」とコメントした。
しかし、ビクトリア州政府のデニス・ナプサイン首相はエクレストンとの交渉が「非常に難航している」と明かす。
それでもウォーカーは「話し合いは進行中だ。思ったよりも時間がかかっているだけだ。早くこの問題が解決されて停滞した状況から抜け出せることを願っている。今年のグランプリ(3月16日決勝)が開催される前に解決できればいいね」と、前向きな姿勢を崩さない。
F1レースの開催契約は7年間や、それ以上といった長期契約が一般的だが、ウォーカーによると新たなオーストラリア開催契約はわずか「2年」の契約らしい。
ウォーカーは、その契約期間が「長期運営ではない州政府には合っている」ためだと説明している。