2014年のフォース・インディア控えドライバーに決定したダニエル・フンカデラにとって、ウィリアムズも選択肢のひとつだったようだ。
カザフスタンの首都アスタナの支援を受けるスペイン人ドライバーのフンカデラは、控えドライバーとしてフォース・インディアの今季全レースに帯同する。また金曜日のフリー走行では、何度か実際にハンドルを握る予定でもある
フンカデラは2013年にウィリアムズのクルマをテストしており、今年はより重要な役割に就く可能性もあった。しかし、スペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』に対し、フォース・インディアの控えドライバーを選択した理由を「もっと走りたかったし、控えドライバーになりたかった」とフンカデラは語っている。
「メルセデスAMGのシミュレーターにも乗っていた。でも、実際にクルマに乗って走るチャンスにはつながらなかった」
「それに、(2014年の控えドライバーの座を得るには)メルセデス製エンジンを使っているチームでなきゃだめだったんだ」とフンカデラは明かした。
その背景に、フンカデラが今季、フォース・インディアで控えドライバーを務めるかたわら、メルセデスからドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)にも参戦することが挙げられる。
ウィリアムズは2014年をメルセデス製エンジンで戦うが、フォース・インディアに決めた理由を、「クルマに乗るチャンスを最も多く与えてくれたし、コースを走る時間も1番多かったから」とフンカデラは語っている。
「今年はとてつもなく重要な年になる。来年のためにも、この機会を手にできて本当によかったよ」
「でも、一歩一歩着実に進まなくちゃいけない。ヒュルケンベルグ(ニコ・ヒュルケンベルグ/フォース・インディア)よりも僕の方が速いといった期待をかき立てたくないからね」