マクラーレンを追われる可能性が高いと見られている現チーム代表のマーティン・ウィットマーシュだが、2014年シーズンにはロータスへ移籍することになるかもしれないとロータスの関係者が語った。
24日(金)に即時離脱が発表されたロータスの元チーム代表エリック・ブーリエが、ウィットマーシュの後任としてマクラーレンのチーム代表になるのではないかとのうわさがささやかれている。だが、マクラーレンではその報道を認めてはいない。
スペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』紙は先週末、「新車を発表も、ボスは不在」との見出しでマクラーレンの新車発表関連記事を報じた。だが、マクラーレンの広報担当者は、ドイツの『Die Welt(ディー・ヴェルト)』に対し、「現時点ではチームのトップに関する話し合いは行っていない」と語っている。
一方、ロータスはチーム会長であるジェラルド・ロペスが、ブーリエの後任としてチーム代表も兼任すると発表したが、ロペスがF1のチーム運営に専念できるのかどうか懸念する声もある。実際のところ、ロペスが2013年にF1パドックを訪れたことはほんの数回しかなかった。
ロペスは、これに関しフランスの『RMC』へ次のように語った。
「詳細なことは控えておくが、私は(昨年)かなり深刻な健康問題を抱えていたんだ」
「私は自分のプライベートなことを話したがる人間ではないが、私がサーキットにあまり姿を見せなかったのは、私がF1に興味を持っていないからだという声があるのを聞いて少しばかり傷ついているよ。実際は、病院のベッドにいたんだ」
「だが、これがF1の世界なんだ。理解しようとはせず、ただ決めつけるだけだ」
しかし、そうしたロペスのコメントにもかかわらず、ウィットマーシュがロータスのチーム代表候補ではないかとのうわさが駆け巡っている。イギリスの『Daily Mail(デイリー・メール)』は、ロータスと密接な関係があるという内部関係者の次のようなコメントを紹介した。
「ロータスが接触したのは彼(ウィットマーシュ)だけというわけではない。3人ほどの候補がいるだろう。だが、彼がその中では一番魅力的かもしれない。マクラーレンでの経験があるからね」