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【動画】アリクイノーズだけではない、昔も奇抜なF1カーが多かった

2014年01月27日(月)15:48 pm

つい最近までは段差ノーズが酷いと言われてきたが、今季はアリクイノーズ、エイリアンノーズ、すべり台とも掃除機とも段差が溶けたとも言えるようなノーズなど話題に事欠かないF1デザイン。

そんな話題性たっぷりのデザインは何も最近のことではない。過去には「こんなデザインもあったのか!」しかも「速かった!?」と驚くようなデザインも。ここで過去の奇抜なF1カーをランキング10形式で流している動画をご紹介しよう。往年のF1ファンには懐かしいものでも、最近のファンには斬新なデザインに感じるものも出てくるはずだ。

動画は一番下にあるので興味がある方はぜひ見て欲しい。

10位 アロウズ A22 “トップウイング”
2001年モナコGPフリー走行、アロウズが奇抜なアイデアで勝負してきた。ノーズ先端からなんと真上に伸びたウイングが登場。その高さはドライバーの頭の上にある空気の吸気口まであり、かなり目立つものだった。しかしFIAにより違法と判断され、レースで走ることはなかった。

9位 ウィリアムズ FW26 “セイウチノーズ”
2004年セイウチノーズという斬新なノーズが登場。しかしセイウチノーズのパフォーマンスは低く、すぐに通常のノーズに戻ってしまった。

8位 ティレル 025 “Xウイング”
1997年思うような成績が出ないティレルから、Xウイングが登場し、議論の的となった。
正面から見ると大きなXのように見えたことから命名。ドライバー横のサイドポッドから外に向かって斜め上に突き出したその上には、小さなウイングが付いており、少しでもダウンフォースを得ようもがいているのがよくわかる。ちなみにフロントノーズも細く、1本のステーでフロントウイングを支える独特の形状だった。

7位 Eifelland Type21 “潜望鏡”
1972年、新チームEifferlandのマシンに注目が集まった。ドライバーの目の前から上に潜望鏡が伸びているのはなんとミラー。しかし見た目の通りどっしりとしており、1973年の終わりにチームは蒸発した。

6位 リジェ JS5 “ティーポッド”
1976年、新チームとして参戦したリジェは、大型で珍しいエアーポッド(吸気口)が「ティーポッド」と呼ばれ話題を集めた。見た目は重厚だが成績は良く、3回の表彰台を獲得した。しかしすぐに安全面から高さ制限され、小型化してしまった。

5位 マクラーレン MP4/10 “ミッドウイング”
1995年、成績不振でもがいていたマクラーレンが奇策に出た。エンジンカバーの後方上にミッドウイングと呼ばれるウイングを付け、ダウンフォースを得ようとした。
しかし、95年はわずか30ポイント、2回の表彰台に留まった。

4位 ブラバム BT46 “ファンカー”
1978年スウェーデンGP、ブラバムはリアに大型ファンが付いたファンカーと呼ばれるマシンを登場させた。大型ファン搭載により、大きなダウンフォースを生み出せると考えたためだ。
狙いは見事に当り、結果として簡単に勝ててしまったため、他のチームから抗議が出て、ファンカーは禁止された。

3位 エンサイン N179 “グリルノーズ”
1979年、Ensignというイギリスのチームがノーズ部分全体が3つのグリルが連なったグリルノーズを登場させた。しかし成績は振るわず、あえなく通常のスムーズなノーズに戻された。

2位 ティレル 012 “ブーメランウイング”
1983年、ティレルが通常の長方形のリアウイングとの比較実験として、三角形のトライアングルの形をした“ブーメランウイング”を登場させた。
しかし、失敗に終わり、すぐに通常のウイングに戻された。

1位 ティレル(タイレル) P34 “6輪車”
1976年、ティレルは革新的な6輪車を登場させた。ジョディ・シェクターにより1勝を挙げている。とはいえ、激しいアンダーステアに苦しんだ。

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