フェラーリでは25日(土)に、インターネットを通じて2014年型車であるF14 Tの画像を初公開するとともに、フェラーリが所有するフィオラノ・サーキットから2人のドライバー、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンによるデジタル記者会見を催した。
83人に及ぶF1担当記者たちが参加したこのビデオ記者会見において、アロンソとライコネンは口をそろえて次のように語った。
「よそのチームと比べて僕たちの力がどうなのか本当に分かるには、オーストラリア(開幕戦/3月16日決勝)までまたなくてはならない。現時点では、どこが僕たちのライバルとなるかは分からないよ。理論上は、全チームだ!」
アロンソとライコネンはどちらもF1チャンピオンとなったことがあり、ファンの人気も高いドライバーだ。参加した記者たちからはその2人の関係についてさぐろうとする質問が多く寄せられた。
これに対し、ライコネンが「強いチームメートがいるのは大切なことだよ。でも、チームやクルマを含め、すべての要素が強いことのほうがもっと重要なんだ」と答えると、アロンソも「強いチームメートがいれば、一緒に仕事をすることでさらに成長することができるものだ」と付け加えた。
また、今シーズンはV6ターボエンジンをはじめ、非常に多くの技術的変更が導入されることになるが、アロンソはこれに関する質問に対して次のように答えた。
「楽観的に考え、チームの全員が懸命な作業を行ってくれたことで、うまく準備できていると信じないとね。僕たちには一新された風洞があり、新しいエンジニアたちがいて、新しい発想や新たな作業手順も取りいれられている。僕は、全員がベストを尽くしてくれると確信しているよ。なぜなら、僕たちは勝利をものすごく渇望しているからね」