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シロトキンは今もザウバーのテストドライバー

セルゲイ・シロトキンは、ザウバーで居場所を失った訳ではないようだ。各紙は今週、若きロシア人ドライバー、シロトキンのザウバーにおけるテストドライバーとしての立場に疑問を投げかけていた。

ザウバーが今週、強力スポンサーから支援を受けるオランダ人ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデ（元ケータハム）と2014年の「テスト兼控えドライバー」契約を結んだと発表したためだ。

深刻な財政難にあるとされるザウバーは、チームを救済してもらう代わりにシロトキンのF1デビューをロシア企業体に約束していた。一時は2014年のレースドライバーに決定していたシロトキンであったが、念願かなわず今季はテストドライバーとしてシーズンを迎えるはずであった。

しかし、ザウバーがヴァン・デル・ガルデを「テスト兼控えドライバー」に起用したため、スイス紙『Blick（ブリック）』をはじめとする各紙は、「シロトキンはこの先どうなるのか？」と一斉に書き立てた。

現状ではザウバーにふたりのテストドライバーが存在することになる。これについて聞かれたザウバーの広報担当は、「セルゲイはテストドライバーであり、ギドはテスト兼控えドライバーである」と答えている。