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ニューヨークでのF1ボス裁判が棄却

2014年01月23日(木)11:39 am

さまざまな法廷闘争へ持ち込まれ、窮地に立たされているF1最高権威のバーニー・エクレストンだが、最近その訴訟の一部である6億5,000万ドル(約678億円)におよぶ損害賠償請求が棄却されたことが明らかとなった。

昨年の暮れに、ブルーウォーター・コミュニケーションズと呼ばれる会社が、2005年にF1株式購入にあたって自分たちのほうが高値を付けていたと主張し、訴訟を起こしていた。

だが、そのときブルーウォーター社が、エクレストンに対し、現在のF1最高責任者としての地位を「保証できない」としたことから、エクレストンが賄賂(わいろ)を使い、その結果として現在のF1筆頭株主であるCVC(キャピタル・パートナーズ)がその入札で勝利を得たというのがその言い分だ。

F1のビジネス記者として知られるクリスチャン・シルトによれば、ニューヨーク最高裁判所はこの件を審理する権限がないとして、この訴えを棄却したという。

『Autoweek(オートウィーク)』によると、判事は「この訴訟において主張の基礎をなす重要な出来事は、ドイツやイギリス、そしてヨーロッパのほかの地で起こった」との裁定を下したという。

だが、まだF1の運営にかかわってはいるものの、ドイツの検察当局がその汚職事件に関して今年刑事訴訟を起こすことを決定したことを受け、エクレストンはF1持株会社の取締役を辞任するとともに、懲役刑の危機に直面している。

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