2013年にケータハムのドライバーを務めていたギド・ヴァン・デル・ガルデが、今季も同チームに残留するチャンスがあったものの、ザウバーへ移籍するためにそれを断ったと語った。
ヴァン・デル・ガルデは、2013年に1年間だけレースドライバーとしての経験を積んだものの、今年はザウバーの控えドライバーとして、ときおり金曜日のフリー走行を担当するだけとなることが明らかとなった。
義理の父親が関係するマクレガーによる多額のスポンサー資金を有しているヴァン・デル・ガルデだが、『De Telegraaf(テレグラーフ)』に対し、ケータハムへの残留は自分から断ったと語っている。
ヴァン・デル・ガルデは、サッカーにおいて、チームを移籍するというギャンブルに出て1年間はベンチを温めることになったものの、最終的には大きな成功を果たした同郷のオランダ人ゴールキーパーを例にあげ、「例えて言えば、ヤスパー・シレッセンと同じだよ」と述べた。
『De Telegraaf(テレグラーフ)』によれば、ヴァン・デル・ガルデはケータハムから2014年のレースシートをオファーされていたという。
ヴァン・デル・ガルデはそれを認め、次のように続けた。
「そうはしなかった。なぜならこちらのほうが良い選択肢だからさ」
「僕の今年の目標は、自分に何ができるかということを示し、2015年にザウバーでレースができるようにすることだ。僕は、ただサーキットを走って回るだけじゃなく、最高の可能性を追い求めたいと願っているドライバーなんだ」
さらに、ヴァン・デル・ガルデは、自ら選択した2014年のプログラムに満足している、と次のように付け加えた。
「いいと思うよ。今年はテストの日数も増えるし、金曜日には何度かフリー走行でも走ることができるしね」
「それに、もし必要があれば、レースに出る準備も整っているよ」、とヴァン・デル・ガルデは結んでいる。