F1関係者の間では、昨年までメルセデスAMGのチーム代表を務めていたロス・ブラウンが、マクラーレンの新たなチーム代表となることが近いうちに明らかになるのではないかとのうわさが強くささやかれるようになっている。
先週、かつて長年チーム代表の座にあったマクラーレン・グループの最高権威者であるロン・デニスが、自らが成功に導いたチームにおいて再び全権を掌握したことが明らかとなった。これにより、5年にわたってマクラーレンのチーム代表の座にあったマーティン・ウィットマーシュが、2013年シーズンの悲惨な結果とともにその職を追われることが濃厚となってきている。
デニス自身がチーム代表としてF1サーキットの現場に戻ることを望んでいると考える者もいるが、66歳という年齢を考慮すれば、そういう形はとらないのではないかと考える者もいる。
そうした中、うわさの中心人物として浮かびあがったのが、メルセデスAMGを離脱したばかりのブラウンだ。
マクラーレンの関係者は、『Telegraph(テレグラフ)』に対し、チームはそうしたうわさについて「コメントすることで関わりを持つつもりはない」と語るにとどまっている。
いずれにせよ、ウィットマーシュの時代が終わりを告げるのはかなり確実だろう。
かつてマクラーレンでドライバーを務めていたジョン・ワトソンは、『Sky(スカイ)』に次のように語った。
「マーティン・ウィットマーシュがその役割(チーム代表)を続けることもありえなくはないだろう。だが、多分そうはならないだろうね」