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エクレストンに懲役10年の可能性

2014年01月20日(月)15:07 pm

F1最高責任者のバーニー・エクレストンに、最大10年の懲役刑が処される可能性が出てきた。

ドイツの検察局が2014年に汚職容疑でエクレストンを裁判にかけると発表したことを受け、窮地に立ったエクレストンはF1持株会社の取締役を辞任している。

ドイツの大手日刊紙である『Bild(ビルト)』は、「最大で10年間の懲役刑となる可能性がある」と報じた。

エクレストンから賄賂(わいろ)を受け取ったとされる元銀行家のゲルハルト・グリブコウスキーは、すでに8年6か月の判決を受けて投獄されている。だが、その裁判を担当した裁判官は、エクレストンの不法行為はさらに悪質なものだったと語っていた。

そして、その裁判官のペーター・ノルが、エクレストンの裁判においても裁判長を務めることになっている。ノルは、グリブコウスキーの裁判において、その汚職行為を「主導」したのは「エクレストン氏だった」と指摘していた。

今のところ、83歳となるエクレストンは相変わらず強気の姿勢を崩していない。しかし、もし懲役刑を受けることになれば、長くF1の頂点に君臨してきたエクレストンの時代は終わりを告げることになるであろうことも認めている。

エクレストンは、『Express(エクスプレス)』紙に次のように語った。

「ドイツの刑務所からうまく(F1を)運営できるとは思わない。そうしなくてすむことを期待しているよ」

4年連続でチャンピオンチームとなったレッドブルでアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ドイツの『SID通信』に対し、自分はエクレストンを支援し続ける、と次のように述べている。

「彼は無実だと推定されるべきだ」

「もちろん、状況はそれほど簡単なものではない。だが、判決が出るまでは、彼はわれわれのパートナーであり続けるよ」

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