マクラーレンの2014年型車が、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)によって義務付けられているクラッシュテストの項目すべてに合格していないという報道がなされたが、マクラーレンは、それは大した問題ではないと主張した。
マクラーレンの内部関係者が、ドイツの『DPA通信』に対し次のように語ったことが伝えられている。
「この時期には、最大のパフォーマンスを発揮させるために限界まで挑戦するのは普通のことだ」
「クラッシュテストに関しても何も違わないよ」と語った関係者は、マクラーレンの新車MP4-29はサーキットで実際にデビューを果たすまでにはクラッシュテストに合格するだろうと付け加えた。
しかし、あと1週間後に始まるヘレスでの今年初めてのシーズン前テストまでに、新車がクラッシュテストに合格できるのかどうかははっきりしていない。ロータスのチーム代表であるエリック・ブーリエは、以前、ヘレスで行われるテストに参加しないのはロータスだけではないという「事実」を知っていると語っていた。
スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は、マクラーレンでは近々新たなテストを受ける予定にしていると報じた。