トロロッソ、F1ヘレステスト参加へ
トロロッソは、今月下旬にスペインのヘレス・サーキットで予定される今季最初の冬季F1テストに参加する見通しだ。
ヘレスは新V6ターボエンジン搭載の新車を初めて走らせる大事なテストだが、これに不参加を決めたロータスのチーム代表エリック・ブーリエは9日（木）、ロータス以外にも参加しないチームがあると発言していた。
だが、その中にトロロッソは含まれない。同チームに大抜てきされた19歳の新人ダニール・クビアトは、2014年シーズンを前にしてトレーニングに明け暮れていると、ロシア『Championat（シャンピオナ）』紙上で次のように語った。
「新車のシート合わせはすでに12月下旬、済ませた」
「今月、本拠地ファエンツァに戻ってエンジニアたちに会い、ドライバーとして必要な心得を話し合うことになっている」
「ヘレス前にはシミュレーターに乗るよ。ヘレスからは、（開幕戦オーストラリアGPまでの）時間がアッという間に過ぎるだろうね」と話すクビアト。
ヘレステストで新車に乗る予定をきかれたクビアトは、どのようにチームメートのジャン-エリック・ベルニュと新車をシェアするかは分からないと、次のように答えた。
「テストの順番は見方によって違ってくる」と、クビアト。「あるファンは、誰が最初（に乗る）かが重要ととらえるだろう。でも実は、そんなの全然関係ないんだ」
「僕的には2日目を希望している。でも、それはチームが決めることだし、もともと大きな意味なんかないのさ」
またクビアトは、新規則のせいでほとんどの2014年型マシンはフロントノーズが「みっともない」形状になるとの意見に、次のように反応した。
「F1マシンは、常に有形の芸術作品だ」
「確かに最初は見慣れないところもある。僕自身、あまり気に入っていない。でも半年もしたら、誰も気に留めやしないよ」
「ノーズがどんな形かって？ それは見てのお楽しみさ。でも、僕はマシンの形なんて気にしない。問題は速いかどうかだ」とクビアトは締めくくった。
