ロータスの控えドライバー、ダビデ・バルセッキは、2014年F1シーズン開幕前にチームを脱退する可能性があることを認めた。
26歳のイタリア人バルセッキは昨年、GP2チャンピオンの肩書が通用せずF1のレースシート獲りに失敗、ロータスで控えの座に甘んじていた。
さらにシーズン終盤、レースドライバーだったキミ・ライコネンが手術で欠場を決めた際にも無視され、「怒り」をおぼえたという。
「僕には経験が欠けているかもしれないが、機会さえ与えられないのに、どうやって経験を積めというんだい?」と、バルセッキは当時、語っていた。
バルセッキに代わってエリック・ブーリエのお抱えで23歳のデンマーク人ドライバー、マルコ・ソレンセンが2014年の控えドライバーになる見通しであることは、先日報じられたばかりだ。
バルセッキはイタリア『Autosprint(オートスプリント)』に次のように話す。「今後について、短期限定でロータスと話し合いをもつことになっている」
「でも2013年シーズンは旅から旅の連続で、ちっとも走れなかった。そろそろレーシングスーツとヘルメットを身につける仕事に戻りたいよ」
「様々なカテゴリーから引き合いはあったが、今はこれといって決めていない」
「大金なしでシートを探すのが難しいことは理解している。でも、それが僕らの方針なんだ」と言うバルセッキだった。