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シューマッハの状態に変化なし

2014年01月07日(火)12:15 pm

昨年末のスキー事故により重体に陥っているミハエル・シューマッハの治療にあたっているグルノーブルの病院関係者は、シューマッハの容体に関してさまざまな不正確な報道が行われていることを受け、改めてシューマッハの容体は安定はしているものの、危険な状態を脱したわけではないと発表するとともに、メディアに対してシューマッハのプライバシーを尊重するように求めていると『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』が報じている。

かつて7度F1チャンピオンに輝いたシューマッハは、スキー中の事故により頭に大けがを負ってからすでに1週間以上もグルノーブル大学病院において人工的な昏睡(こんすい)状態に置かれており、3日(金)にはその状態のもとで45回目の誕生日を迎えた。

本来、先週末にはシューマッハの容体に関する状況報告等は予定されていなかったものの、元F1ドライバーであるフィリップ・ストレイフが、シューマッハが生命の危機を脱したと語ったとの報道がなされたことを受け、シューマッハのマネジャーを務めるザビーネ・ケームは4日(土)にメディアに対して声明を出し、シューマッハの容体には変化がないということを強調せざるを得ない状況となっていた。

さらに、病院も6日(月)に声明を出し、シューマッハの容体は「安定していると考えられる」状態が続いているものの、以前として「危険な状態」であることに変わりはないと強調した。

グルノーブルの医療チームは、その声明文において、「今後しばらくの間」はシューマッハに関する情報提供を行う予定はないことを明らかとした上で、グルノーブル大学病院とマネジャーであるケームからの情報のみが信頼に足るものだと、次のように記している。

「プライバシーを尊重するため、われわれは彼(シューマッハ)の治療についてその詳細を公表することはない。そのため、当面はいかなる記者会見の実施やプレスリリースの発行は予定していない」

「繰り返しお願いをするが、患者の治療に当たっている医療チームもしくは彼のマネジャーから提供された情報のみが、唯一信頼に足りる情報だととらえるようにしていただきたい」

今回のスキー事故の調査を行っているフランスの検察当局は、フランスのアルベールビルで8日(水)の10時(日本時間同19時)に記者会見を行い、その事故に関する調査状況を報告することを、6日(月)に発表している。

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