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ロータス、最初の公式F1テストは欠席

2014年01月07日(火)16:48 pm

ロータスが、1月28日(火)から4日間実施される予定となっているヘレス・サーキットでの最初のシーズン前公式F1テストで2014年型車をデビューさせることはないと発表した。

昨年の12月には、財政難に苦しみながらも2013年シーズンを終えたロータスが、F1委員会に対してヘレスで1月下旬に予定されているテストの実施を1週間遅らせてほしいとの要望を出したと報じられていた。

6日(月)にロータスが発表した声明の中で、同チームのテクニカルディレクターであるニック・チェスターは次のように述べている。

「我々は、ほかのいくつかのチームよりも、クルマの発表を少し遅らせることにする」

「自分たちの製造および開発プログラムにとって、ヘレスのテストへ参加することは理想的ではないと判断したものだ」

「バーレーンでのテストに参加する前に新車を発表することになるだろうし、バーレーンにおいては、あそこでの天候コンディションのもとで、速さを示すことができるはずだ」

チェスターは、2013年シーズン途中で、フェラーリへ移籍した前任者のジェームス・アリソンの後任としてテクニカルディレクターに就任していた。

また、フランスの『Auto Hebdo(オート・エブド)』が6日(月)に報じたところによれば、ロータスのCEOを務めていたパトリック・ルイスもチームを去ったという。

ロータスでは、「1ユーロも」支払いを受けていなかったと明かしたキミ・ライコネンが2014年はフェラーリへの復帰を決め、その後任としてウィリアムズのドライバーであったパストール・マルドナードが加わることになっている。だが、チェスターは2014年シーズンにもロータスは強さを発揮できると主張している。

ロータスの2014年型車であるE22は、昨年のクリスマス前までにF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)によって義務付けられているクラッシュテストのいくつかに合格しており、あとは「ノーズのテスト」だけが残されているとチェスターは明かし、次のように続けた。

「我々は、ロマン(グロージャン)とパストールのためのシャシー調整に着手している」

「もちろん、クルマを見た我々のパートナーたちも、新たな技術ルールに対応するためのレイアウトや様々な解決策について非常に感銘を受けたと語っていた」

さらに、チェスターはE22に関して次のように続けた。

「我々の見解としては、形状は有望だと考えているし、開発もうまく進んできている」

「新たな挑戦に向けて非常に良い解決策を有していると考えているし、これによってE22が競争力の高いマシンになるのを期待している」

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