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シューマッハ、低速で転倒した不運

2014年01月02日(木)12:38 pm

フランスのメリベルでスキー転倒事故により頭部に重傷を負い、今も病院で人工的こん睡状態が続いているミハエル・シューマッハだが、そのマネジャーであるザビーネ・ケームが、シューマッハの事故時の状況などを語った。

「そのときミハエルと一緒にいた何人かの人たちの話を聞いたのですが、みんなは通常のスロープ(滑走エリア)でスキーをしてようです」と語り始めたケームは、次のように続けた。

「そこにはレッドスロープとブルースロープと呼ばれる2つのスロープがあって、その間には雪が深く積もった部分がありました。そして、ミハエルはその中に入っていったようです。ですが、全ての人の話を聞いた限りでは、彼はそのときも速いスピードはなかったようです。というのも、彼はゲレンデで転んでしまった友人を助けていました。そして、彼はまたスキーを始め、ゲレンデとゲレンデの間の雪が深く積もった部分に向かいました。彼はどうやらそこで曲がろうとしたときに岩にぶつかってしまったようです。彼の身体は宙に投げ出されるような形となり、そして別の岩に頭をぶつけてしまったのだと思われます」

「本当に不運な状況でした。彼はそれほどスピードを出していたわけではないんです。私はスキーのインストラクターを含む何人かの人たちと話をしたのですが、彼らが言うには、そういうことは時速10キロメートルで滑っていても起こり得ることだそうです。ただ、非常に不運だったということです」とケームは語った。

シューマッハは、高速で滑走していたわけではなかった。このような事故は遅いスピードでも、当たり所が悪かったことで起こりえる不運な事故だったようだ。

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