スバル、アイサイト搭載3車種が米国安全評価で最高評価を獲得

2013年12月26日(木)14:59 pm

スバルは、北米地区で現在販売している2014年型レガシィ、アウトバック、フォレスター(いずれもアイサイト装着車)の3車種が、IIHS(米国道路安全保険協会)による最新の安全性評価において、最高評価の「トップセイフティピック(TSP)+」を獲得したと発表した。この3車種は共に、「TSP+」受賞の条件である前面衝突予防性能試験において、最高評価である「Superior」も獲得。さらに、インプレッサ、XVクロストレックも「TSP」を獲得している。

IIHSでは今回から新評価方法を導入し、よりその評価要件が強化されている。従来は、最良の乗客保護性能を持ち合わせたクルマに与えられる「TSP」を受賞するにはフロント、サイド、リヤ、そしてロールオーバー(車両転覆)時の安全評価すべてにおいて最高の「Good」を獲得することが条件となっていたが、今回から、2012年に導入されたスモールオーバーラップ試験においても「Good」または「Acceptable」を獲得することが受賞条件に追加された。さらに、最高評価である「TSP+」を受賞するには、これらの条件を満たした上で、前面衝突予防評価において「Basic」、「Advanced」、「Superior」のいずれかを獲得する必要がある。

今回受賞したすべての車両の内、アイサイトを装着したレガシィ、アウトバック、フォレスターのみが、前面衝突予防試験(試験速度:約20km/h、約40km/h)において衝突回避に成功し、3車種すべてが「Superior」評価車中最高となる6ポイントを獲得し、その技術力が評価されたもの。

スバルのアイサイトは、世界で初めてステレオカメラのみで歩行者、自転車をも対象としたプリクラッシュセーフティ機能や全車速追従クルーズコントロール機能を実現したシステムで、2008年5月の日本での発売以来、搭載モデルの拡大が行われてきている。スバルでは、クルマの「安心と愉(たの)しさ」を支える重要な要素である「安全」を、アクティブセーフティ、パッシブセーフティ、プリクラッシュセーフティの各技術進化によって実現していくとしている。

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